「…」
私は思い出してしまった…
二階堂家が亡くなり、すべて消え、あの人がなぜ私を欲しがったのか、だって、私はお父さんたちに様々な事を教えられて他の族の弱点も知っている…『最高(最強の)の道具(人)』…だから
「…沙也加?ご飯を持ってきたぞ?俺が作ったからおいしいぞ!」
ポセイドンの声が聞こえる。
「う…ん…」
「大丈夫か?アーンしてやろうか?」
「いい…」
「そうか…美味しいか?」
「うん…」
「良かった…」
「カラ松さんは?」
「今出かけてる」
「そう…」
(私のことを話して…消えなきゃ…〈死ななきゃ…〉)
「沙也加…ただいま!」
「おかえり」
「ポセイドン少しいいか?」
「しょうがないなー」
パタンとポセイドンが部屋から出ていく
「あ、あのね話があるの…」
「何?」
「私の家は一番強かったマヒィアの家だったの…でもね皆私残して…しん…じゃったの」
「知ってるよ…真愛に調べてもらった。」
「そうなんだ…でね…私カラ松さんとは…一緒には…」
「居られないなんて言ったら怒るからな」
「…」
「俺さ…小さい頃からだちもいなくて親もいなくてよ…幼馴染の真愛しかいなかったんだ…」
「ぁ…」
「ごめんな?こんなことに巻き込んで…良いよ…出て行っても」
「…行かない…行きたくない…」
「だよな!」
「…え?」
「イヤー…行くって言ったらどうしようかと…」
「騙したの!?!?」
「うん」
「はー」
「これからもよろしくな」
「はーい」