「お父さん!お母さん!見て!表彰された!!」
「凄いな!流石父さんの子だ!将来は強い奴になるんだぞ!」
「強くなくていいわよ!賢い子になってね?」
「うん!強くて賢くなる!」
あの頃が一番楽しかった…


「お前の家族マヒィアなんだろ!」
「こわ―WWW」
「殺されそー」
(違う!私はここに生まれたくて生まれたわけじゃない!)
「学校なんか来ないで人殺してろよ!」
(私はそんな人になりたくない!!)

「学校でまだなんか言われているの?」
「う…ん…」
(でもお父さんとお母さんは嫌いになれない!!)
「……嫌だな…」


「沙也加!逃げろ!地下の部屋なら見つからない!急げ!!」
「そんな!お父さん達は!!??」
「…報いだよ…俺らがして来た事の」
「ヤダ!私も…」
「誰か沙也加を連れて行ってあれを打っといてくれ!」
「はい!」

「嫌だ!お父さん達も助けなきゃ!」
「沙也加様!あなたは何も悪くないだから!全て忘れてください…!二度と思い出さないでください!」
「何で!?嫌!忘れたくない!!」
「さようなら…沙也加様…」
「イヤァァァァァァァァァァァァ!!!!」