「さ~や~か~!!!!!!!何処~だ~~!!!」
沙也加を拉致した奴の家の池から出てこれて沙也加を探しながら、向かってくる奴らを片っ端からぶん殴っていく。
「捕まえろ!」
「邪魔だ!」
「うわああああ!」
(どこだ?沙也加…どうか無事で…)
ドン!…ドン!…ドン!…
「…?なんだ?」
ドン!…ドン!…ドン!…ドン!ドン!
「…!沙也加か!!」
重い扉を開けると両手両足を縛かれて口を塞がれている沙也加の姿があった。
「んーんーんー!!!!」
「待ってて…」
「…!んーんーんんー!」
「…グッ!…この!」
「おら!…ハッ!ざまぁねぇな!」
「んー…んー…」
ゆっくりとボスが沙也加に近づく
(『次は俺の嫁を助けろよ…お願いだ』…分ってるさ…絶対に!)
「沙也加に…近づくな!!!」
「…チッ!邪魔なやつ…殺す!」
「んー!ん、ん!」
「沙也加…大丈夫今回は絶対助けるから」
穏やかにほほやかに笑んだポセイドン…
「ん…」
粗々しく暴れる。
(よかった…大丈夫だ…)
ザザッザザザッ
(っ!…な、何か…)
『沙也加!逃げろ!こい…とう…早…』
(何!?何なの!?!?)
『この薬は…記憶が…無く…』
(…何?)
「グッア!」
ポセイドンの声で何かしらの記憶?から目が覚める。
「!んーんー」
ボロボロになっていて力の差は歴然だった
「んー!」
「さぁ!そろそろ行こう」
口に当てられた布が取れる
「プハッ!」
「沙也加には近づくな!」
「!止めて!」
『沙也加!お前は俺の自慢の娘だ!』
「邪魔なんだよ!」
「ヤダ…止めてお願い…嫌…止めてえええええええええええええ!!!!!」
その時その場を黙らす銃声がする。
「…ぁ…カラ…松さん…」
「待たせたな!」
「おせぇんだよぉ!」
「俺の嫁と仲間を可愛がったお礼はきっちりしてやる」
ほんの2,3分で相手は原型をとどめない姿になり、カラ松の手には血がついていた。
『お父さん!お母さん!死なないでぇ!』
「沙也加…悪かった」
「ヒィ!」
差し伸べられた手を見て驚く。カラ松は悲しい目をする。
「…ごめ」
(お父さん…お母さん…)
カラ松の声を聞かず血だらけの手を取り大泣きをする。
「うああああああ!!!」
(なんで…なんで…殺されたの?…お父さん…)
そのまま意識がなくなる


「お父…さん…」
確かに沙也加はお父さんと言った。
「真愛、二階堂沙也加について調べといてくれ」
「はーい」