「はぁ…」
週末の疲れがドッド体に圧し掛かる。
スクールカウンセラーの仕事で4校の中高を行き来しているのだがそのうちの1校の高校ではとても荒れていて3日間その学校にいるので尋常じゃない疲れがたまっていた。
「・・・!・・・・・・・!」
「?」
路地裏から喧嘩のような声が聞こえこっそりと覗く
「…え?」
そこにいたのは私の生活には無関係なヤクザ
「あ゛あ゛あ゛あ゛?」
「ヒィィィ!!!」
睨まれ腰が抜ける。
「おい!」
「ヒャイ!」
「こんな所に座り込んでたら危ないぞ!」
傷だらけの彼が手を差し伸べる。
「あ、有難うございまs…きゃぁ!」
いきなり後ろからナイフを突きつけられ困惑する。
「こいつの女か…」
ビリッ!と服を切り裂かれる。胸元が少し切れ血が出てくる。
「やぁ!!」
「やめろ!彼女は一般だ!」
「そんなウソを信じるか!」
「クソが!」
彼はナイフを蹴り上げ私を引っ張るとそのままスタンガンで相手を気絶させた。
「う、そ……」
そのまま私は意識がなくなった。