そう言ったのは、どうやら先輩のようだ。
全てを拾い終わり、顔を上げる。
わぁ・・・かっこいい人だな・・・
そこには、中々に顔の整った人がいた。
キスしたいな・・・
私はそう思いながら、
「私も運ぶの手伝います!」
と言った。
「ああ、ありがと。じゃあこれ持ってくれる?」
そう渡されたのは、先輩が持っている分の5分の1くらい。
「え・・・もう少し────」
「じゃ、行こっか」
私がもう少し持たせて下さい、と言おうとしたけど、その言葉は最後まで続かなかった。
「どこまで行くんですか?」
「資料室だよ」

