誠「友香さん」



「え?友香がどうしたの?」



そう言うと、友香が誠達の後ろから出てきた。



それで、私に腕を見せたり足を見せたり。



そこには、紛れもなく切り傷や引っ掻き傷があった。



「え?友香どうしたの?ちょっとみせ「近付かないで!」え?」



誠「貴女が、やったんですよね?」



は?私やってないし。



「私やってない!」



友香「そんなことない!私を信じて!この傷、付けられたとき、姫辞めろって。私、凄く怖かった」



そう言って泣き出す友香。



誠「貴方達も現実を見なさい」



そう、奏と蓮に言う。



奏「確かに、証拠が有るわけだし」



蓮「柚希」



え?



二人も信じてくれないの?



私は泣き出しそうになってしまった。



人前で、いや、泣いたことなんてほぼ無い私が。