一瞬で身体中の熱が顔に集中したのがわかった。
「言わないのー?
言わないならキスしちゃうよー」


「ちょ、待って、遥」
「待ちませーん」

ガタン


危険を察知した私は、すぐさま椅子から立ち上がり、




教室後方の扉から出ようと走り出した。