今まで遥の襟元しか見てなかったから
しばらくぶりに見た遥の顔は
いつものにこにこでわんこみたいな遥はどこにも居なくて、
妖艶な、オオカミみたいな顔つきになっていた。
「(やば、破壊力...)」
もう無理だってわかってせめてもの抵抗のつもりでぎゅっと目を瞑り
口もぐっと噛んでオオカミ遥から自分の身を守ろうとした。
次の、瞬間──
しばらくぶりに見た遥の顔は
いつものにこにこでわんこみたいな遥はどこにも居なくて、
妖艶な、オオカミみたいな顔つきになっていた。
「(やば、破壊力...)」
もう無理だってわかってせめてもの抵抗のつもりでぎゅっと目を瞑り
口もぐっと噛んでオオカミ遥から自分の身を守ろうとした。
次の、瞬間──
