規則的な寝息が耳をくすぐる。
身体はそれに合わせてゆっくりと動き、心地よく私を揺らす。
瞼を開けば、これ以上近づけないくらいの位置で気持ちよさそうに眠る秋の顔がある。
母親は子供のことを『寝顔は天使ねえ』なんて言うものらしいけど、秋のあどけない寝顔は本当に天使のようだといつも思う。
秋のほうが3つも年上なのに。
秋の後ろにある窓のカーテンの隙間からは、もう白い光が差し込んでいる。
私の体内時計はわりと正しいから、そろそろアラームが鳴るだろう。
残り時間は短いけど、もう少しだけくっついていたい。
昨夜も結局服を着ないまま眠ってしまったらしく、薄い掛布団の下は直接感じる人肌の温もり。
どんな高級布団よりも、裸でくっついて眠るほうが温かくて気持ちいい。
秋の固い胸にグリグリと顔を埋めると、
「…んー?」
とろんとした甘い声が降ってきて、緩慢ながらも私の背に腕を回す。
きっと目が覚めているわけではない。
もうこれが癖になっていて、半分夢の中にいてもそうしてしまうのだろう。
つかの間の癒しの時間に、そっと目を閉じた。
身体はそれに合わせてゆっくりと動き、心地よく私を揺らす。
瞼を開けば、これ以上近づけないくらいの位置で気持ちよさそうに眠る秋の顔がある。
母親は子供のことを『寝顔は天使ねえ』なんて言うものらしいけど、秋のあどけない寝顔は本当に天使のようだといつも思う。
秋のほうが3つも年上なのに。
秋の後ろにある窓のカーテンの隙間からは、もう白い光が差し込んでいる。
私の体内時計はわりと正しいから、そろそろアラームが鳴るだろう。
残り時間は短いけど、もう少しだけくっついていたい。
昨夜も結局服を着ないまま眠ってしまったらしく、薄い掛布団の下は直接感じる人肌の温もり。
どんな高級布団よりも、裸でくっついて眠るほうが温かくて気持ちいい。
秋の固い胸にグリグリと顔を埋めると、
「…んー?」
とろんとした甘い声が降ってきて、緩慢ながらも私の背に腕を回す。
きっと目が覚めているわけではない。
もうこれが癖になっていて、半分夢の中にいてもそうしてしまうのだろう。
つかの間の癒しの時間に、そっと目を閉じた。