ひと通り全員の名前を確認すると、うっしーがガッチさんの顔をみて話し出す。

牛沢「で、今の状況まとめると?」

ガッチ「殺人鬼、通称ジェイソンがこのキャンプ場に出て殺して回ってる」

キヨ「逃げないとやべーってことだな」

レト「逃げる手段なにがあるんかな」

牛沢「俺、地図持ってるよ」

そういってうっしーは地図を広げ、皆に見せる。

ガッチ「この広い道の先か。ここは車じゃないと追いつかれるな。車は…」

はづき「ここに車のマークがある!」

キヨ「お、ほんとだ。はづきナイス!」

レト「ここに船っぽいのもありそう!」

キヨ「……」

レト「おいっ俺にもなんか言えよ」

キヨ「えぇーレトさんにもいるの?w」

皆でけらけら笑う
なんだか気分も落ち着いてきた。

牛沢「じゃあ、二手に分かれて見に行く?車と船、丁度地図の東側と西側だし」

ガッチ「そだね。どう分かれる?」

レト「はづきはガッチさんといれば安心じゃない?」

ガッチ「そう?俺は自信ないけどなぁ」

レト「ガッチさん俺らとレベルちげぇもん」

はづき「?」

するとキヨが耳元で小声で言ってきた。

キヨ「ガッチさん俺らなんかよりめちゃめちゃ強ぇから」