「おーい!ちょっと起きなさい!叶翔くん来てるわよ!」

ふーん…叶翔来てるんだ…
ん?叶翔が来てる???
待って…あっ、学校

『あっ、学校!!』
叫んで目覚めたのは私、
星野 美海(ほしの みう)

「おっ、やっと起きたか」

『あっ、叶翔おはよう!じゃなくて何で私の部屋に叶翔が居るの!?』

「あぁ、おばさんがここで待ってていいって言うから」

はぁ…なんでそんなこと言うかな…

私の部屋に居たのは、
幼馴染みの星宮 叶翔
    (ほしみや かなと)

家が隣同士で名前も似てるから出席番号も近い
おまけに、叶翔カッコイイからなぁ
よく嫉妬されちゃって
嫌がらせされるけど全部守ってくれる
守ってくれる時、いつもキュンってなる
それで、わかったの
私、叶翔のことが好きなんだなって
でも、全然気付いてくれないんだけどね

『ん?今何時?』

「ん?今?6時半だけど?」

『そっか…良かった!…ってそれならなんで叶翔がここにいるの?』

「美海のお迎えと朝ゴハンを食べに」

ふーん…って、準備しないと

『叶翔!私着替えるから外出てて!』

     バタンッ