君はまた聞いてきた


「なぁ、うららと普段どこ行く?」

「買い物とか行ってる」

ちょっと素っ気ない返事
それでも君は気が付かない


今日は4月21日
君は1週間でうららの事を好きになったよね


そして君は1週間以上うららの事で悩んでる



一生懸命悩んでる春を見て
悲しくなった
うららは秋人の事が好きだから
きっと春と二人で出かけることは断るはず




そう、私は願っていた





「やべー、もし断られたらどーしよ」




気持ちが伝わったのか春が急に言い出した



春の顔はみるみる赤くなって
頭を抱えてる




「うららって好きなやついんのかな?」



「ごめん、わかんない」


私はとっさにそう答えた
春のこと傷つけたくない!!



でも、どーしょ!!
うららがもし秋人といたいって言ったら



そしたら春は…
私の誕生日に一緒にいてくれる…?





そんな自分が嫌いで憎くてしょうがなかった



好きって酷い…
恋って怖い…




君のことこんなに好きなのに
どうしても自分のことばかり考えてしまう