「いやー、びっくりしたね笑笑笑笑」

「とりあえずお金足りてよかったな」

そんな話をしながらとりあえずお風呂に入ることにした。

お風呂で私はうららに聞いてみた

「観覧車で秋人となんかあった?」



「んー、特になかったかな…」

「でも、プレゼントは貰ったよ」

と、嬉しそうに照れくさそうに言った


「よかったね!」とその時は笑えた
お風呂に入りながら恋バナをした

最初は楽しく、秋人の好きなところとか思い出話

そしてついにうららが言った

「私…秋人に告白しようと思う…」


え?そしたら春は…
春の気持ちはどうなるの…?


「でも、まだまだ先!
秋人の誕生日に告白しようと思うんだ…」



「え、いつ!?」



「11月 21日 まだまだだけど、
秋人…高校入ってから急に人気出ちゃって…ちょっと焦ってるのかな…?」


「よくわかんないけど、早めに気持ち伝えた方がいいかな…やっぱ伝えないまんま終わるのって悲しいし…」





「そうだよね…。
こころはいつ告白するの?」



「わかんないや…」




(11月21日か…。それまでに春が告白したらうららどうするんだろう、
きっと断るんだろうけど…。春が振られるとこ見たくない…。)




お風呂上がると春がアイスをくれた
私の好きなチョコミント味
そして春はバニラアイスを食べている

うららと秋人はお笑い番組を見て笑っている



いっそ、
うららと秋人
春と私で付き合えたらいいのに…
なんて、わがままばっか思っている



「ん、もう11時だし寝るか」

「でも、どうやって…??」

きっと二人部屋だったから
ギリギリ4組の布団が並べられてる

そして、ワンルーム…


え?これってどうすればいいの???


みんな固まってる



「俺ら、廊下でねる…?」

「そ、そだな、そっちの方がいいかも…」


と春と秋人が話してる…


いやまて?
廊下で寝るってそっちの方がダメでしょ??


結局…

うらら


秋人

の順番で寝ることになった


ドキドキして寝れなかったら
「なぁ、起きてる?」
って春がぼそっと言った


「起きてるよ」



「小さいころよく一緒に寝てたよな」



「うん、一日中一緒にいたっけ?」



「いつからお泊まりしてないっけ?」




「最後にしたの小五だったと思う」




「今度、4人でするか笑笑」



そう言って春は急に寝た

相変わらず話してる途中でいきなり寝る
そして変わらない寝顔に寝息

あーぁ、結局ドキドキしてるのは私だけか…

そんなこと思ってると


急に春に抱き寄せられた!?


忘れてた…春めっちゃ寝相悪いんだった…


小さい頃もそうやって急に抱きついてきて
最初はびっくりしたけど
だんだんそれが落ち着いてきて
朝までずっと二人で抱き合いながら寝てた


ただ大きくなった体と
私の気持ちは変わっていて


かなりドキドキしたけど
結局朝までぐっすり寝ちゃった