「え?部活??」
「そーだよ!今からでも部活入ろうよ!!」
「みずき、お前めんどくさいからって
入んないって言ってただろ」
「うっさいなぁー!いまからエンジョイするの!」

部活かぁ…
入っといた方がいいのかなぁ…

「あ、かっきーってサッカー部だよね?楽しい?」
「サッカー大好きだからな、まぁそれなりと」
「マネージャーにみずき様が入ってあげようか!?」

かっきーは1年生にしてレギュラーでいつも応援に行っていた。
「いらねー」とか「はぁぁ!?」と喧嘩を始めたふたりを見て
いつも通り私はニコニコしながら眺めていた。
マネージャーか、選手のサポート…それならできそうかも。
そう思っていた時…
グイッ
実夜くんは私の制服の裾を軽く引っ張った。

「実…夜くん?」
『だったらさ、バレー部のマネ入んない??』
「あ!みやちん、バレー部のレギュラーだったね!」
『うん、まだ発展途上の2年だけど笑』
『マネなら3年の人もいるし、1年のマネも入れようって張り切ってるし』
「どうする?祐実入るなら私も入るけど…」

…よしっ!人生を変えるためだ!!

「ううん、一人で入る!!頑張るよ、実夜くんッ!!」
『うん!わかった!』

そう言うと実夜くんは私の手を掴んだ。

「えっ!?」
『早速、主将と三年マネの所行こーぜ!』

すごい、、、実夜くんの目が輝いてる、、、