僕は桜に恋をした。

電車を降り、徒歩でお墓まで向かう。




「ねえ、奏太君は夢ってないの?」





「ないかな、特には。普通に大学入って普通に就職してって感じ。」





「えー!そんなんだめだよ!頭いいんだからもっと奏太君しかできないことしないと!」




「そんなんあるわけないじゃん。やりたいこともないのに。」