「……っごめんっ!」


「……っ!いや、めい!怪我なかったか?」



心配そうな颯太の顔が目に入るけど……
心配なのは颯太だよ……!!



「私なら全然!!颯太こそ何も無かった?」


「よかったっ……よし!帰るか!」

「うん!!帰ってご飯食べよー!!!」




ちょっとびっくりしたけど……
また、颯太に助けられて……今度
お礼しなくっちゃね!!


それにこのあとも美味しい料理作って
美味しいって言わせてみせる!!!



「…お前ってほんとおっちょこちょい」

「……そんなことないから〜!!
颯太が心配症なだけ〜!!」


「……っ!心配してわりぃーかよ」



「...……へへっ、
颯太!!!ありがとー!!」



そう言うと颯太はポッ!と顔を赤く染めた
どうやら私が笑うと颯太は
顔が赤くなってしまうみたい。


あ!!

1つ謎解けたんだった!!
颯太に彼女がいない理由!!


でも……


颯太にもいつか好きな人が出来て


可愛い彼女が出来て…………


私から離れていく…………


私……ね…………



颯太にはずっとそばにいてほしいって



思っちゃって…………



よくばりだなぁほんとに私って…………