そんなことを考えていると颯太が
何考えてんの?って私の顔までぐっと
首を傾けて聞いてくる


…………ドキッ ……


颯太は180近くあって私は152……この身長差でそういう事されるとなんだか



…………

びっくりする。今の心臓の音もきっとそれ。



「……いや颯太は彼女いるとか話聞かないからなんでかなぁって」


そう言うと颯太は1回目を目を見開いて


「…好きな奴意外と付き合いたくねぇから」



一応ちゃんと考えてるんだよね……



「…へぇ結構一途なんだあ」


「 遊んでそうだけどね 」なんて言おうとしたけど、颯太の真剣そうな顔に 冗談、言えなかった


「……まぁな」
「そういうめいは?」


「……私!?!」



声、裏返った……最悪……
で、私が彼氏いない理由!!??

んー、颯太の考えと私も一緒かなあ……


「んー……私も好きじゃな…っ」

「っっ……わっ……!」


私、転ぶ!?!?
ぎゅっと目を瞑った。



……ギュッ………………



っっ……っ痛い……痛い……?
痛くない!!!!!

というか視界がまっ暗。


これって……




そっと上を向くと颯太の顔が近くて……
私、今颯太に抱きしめられてる!?!?



「……っあっぶねぇ……!」
颯太の少しかすれた声が耳元で聞こえて



手首は颯太がぎゅっと握っていた。



なにこれ……??




……ドキッ……ドキッ…ドキッ..ドキッ……




早くなる鼓動に私は颯太への違う感情が
気付き始めていた。