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いやいや忘れ物が私?
意味わかんないよ〜〜颯太?
そもそも、私のモノだっけ……?あれ…?





しかも何故か颯太の顔も耳も
赤く染まってて……





いやなんで???





ほんの少しの間で私の頭には
?マークが沢山ついていく





「...えっと...どういうことなの?颯太?」







少しの沈黙の後私が口を開くと
すぐに颯太の 「はぁ」 という
大きなため息が聞こえた後







「いやお前ん家で夜ご飯食べようと思って」

「……お前待ってた」





あ、そういう忘れ物かあ〜
待ってたならメールしてくれればいいのに…




「んーじゃあ帰ろっか!!」



そういって先生から渡された課題を
まとめようとしたら




「……ん」


「……オムライスね」



って颯太の小さな返事と
リクエストが聞こえた。






……そんな








いつもどうりの






私の日常。






だったのに。







こんなことになるなんて








このときの私は知りもしなかった。