「わー!結構広い!」 私達は、旅館に着いた。 「んー!今日は本当に楽しかった!ね?杏奈?」 へ? 「う、うん!楽しかった!」 私は、無理やり笑顔を作って見せる。 「・・・杏奈、今日どうしたの?何か元気なくない?」 え・・・ 「な、何にもないよ!私は元気!ただ、喉乾いただけ!」 「そうだったんだー、じゃ、早く何か買ってきたら?」 「うん!そうするね!」 私はそう言い、早々と部屋を出た。