私の目線の先には、 「透也と愛里ちゃん・・・」 2人が、手を繋いで歩いていた。 私は、ショックで立ち止まる。 そんな私を、通りすがる人達は、ジロジロと見る。 「えは、あん・・・だった・・・ね」 ヒソヒソと、何か言われてるし・・・ いくら私が立ち止まっているからって、なんでそんなに見られないといけないの・・・? 私は、少し疑問に思ったが、ここには居たくなくて、私は、走り出していた。 (「もう、透也の事は好きでいちゃダメっ!忘れなきゃ!」)