「あのさ、次はこれ見ない?」



と、透也が見せてきたのは、DVD。



内容は、少女漫画の原作で、私がずっと見たいと言っていたものだ。



なので私は、



「もちろんいいよ!」



と、意気込んで答えた。



(「でも、透也ってこんな感じの映画好きだっけ?」)



私は、少し疑問を抱いたけど、そんな事はすぐに頭からなくなった。