「え?なにを?」


「写真のことじゃん!」


「ああ・・・。今日さ、透也くんが杏奈に付き合ってほしいところがあるって言ってたよ?」


「・・・え?」


透也が私に・・・?


「まあよかったね!」


「うん」


正直言うと、かなり嬉しい。好きな人から誘われるのがこんなに嬉しいなんて・・・。


早く放課後にならないかな、なんて思った。


まさかあんなことが起こるなんて、思ってもみなかったから。