────次の日 私は、学校に着いた。 真っ先に向かったのは、もちろんあの子の元。 「ねえ」 私は昨日の写真のことを聞くために、話しかける。 「あ、杏奈!おはよー!」 「おはよ。あのね?かよ、この写真のこと知らない?」 そう言いながら、私はかよに写真を見せる。 「・・・え?な、んで?」 この感じ、かよは絶対に何か知っている。 私はそう思った。 「なんで透也と私がキスしてるの?」 「え・・・と、それは・・・」