「三村くん、本当にありがと!」



「あのさ・・・」



三村くんは、私の方にジリジリと近づいてきた。



私は、後ろに下がろうとした。



でも、



トン・・・



すぐに背中が壁についてしまった。



トン・・・ッ



三村くんが、私の横に手をつく。



・・・あれ?



この感じ、前にもあったような・・・



「俺さ、」



「・・・?」



「杏奈ちゃんのことさ、好きだわ」



「・・・へ?」