私は、往復するしかないか・・・



そう思い、ノートの3分の1くらいの量を持った。



すると、



スっ



後ろから、誰かが来て、ノートの残り全部を持ってくれていた。



「手伝うよ」



そこにいたのは、三村くんだった。



「三村くん!ありがと」



「ん、じゃあ行こっか」



そう言って歩き出した三村くんの後に、私が追いかけるようにして横に行った。



────ふー



意外と疲れた・・・



これを往復する、なんて考えただけでも疲れる。