「透也ー」 スッ 話しかける度に避けられる。 「え、透也?」 私が呼びかけても、なんの返事もない。 ────そんなことが数回あって、昼になった。 屋上行こっかな・・・ 私は、透也がよく昼食を食べている屋上に行くことにした。 タンタンタン 私が屋上を上る音が、やけに大きく聞こえる。 ガチャ 扉を開けて、屋上に行く。 「涼しい・・・」 風がいい感じに吹いていて、とても快適だ。 私がそんなことを思っていた時、 ガチャ