────リビングに行くと、透也はソファでテレビを見ていた。 「透也、お、おひゃよ」 やばっ 昨日のことを意識しすぎて、思わず噛んでしまった。 「ふはっ」 透也にも笑われている。 でも、私はその透也の顔に、ドキドキしている。 こんなんじゃ、透也のこともっと好きになっちゃう・・・ そう思った私は、 「私、部屋戻るね」 そう言って、その場を離れようとした。