私は、かよと三村くんの会話を聞いて安心した。 「じゃ、杏奈!食べよっか」 「うん!ありがと、かよ!」 私は、そう言いながら、三村くんの方を、振り向いてみた。 でも、 パチッ 透也と目が合ってしまった。 いつもなら、笑いかけているけど、今日は・・・ パッ 目を逸らした。 その事を不思議に思ったのか、透也が 「おい・・・」 と言ってきたけど、私は無視する。