「どした?」 そんなに優しい声で囁かないで・・・ そんなに優しい顔で笑わないで・・・ もっと好きになっちゃうよ・・・ 「な、なにもないよっ!早くカレー食べよっ?」 私は、透也の目を見ないように、早々と喋った。 「え、お、おう」 透也は、少し戸惑っているみたいだったけど、一応返事をしてくれた。 ────そして、私は急いでカレーを口に押し込んで、早々と部屋に戻った。