────あの後、皆と解散して、今は透也の家にいる。 着いたら、誰もいなかった。 「おい杏奈、杏奈はこの部屋使って」 「あ、うん」 そこは、透也の隣の部屋。 私は、部屋に入って、考える。 やっぱり透也の事、諦めた方がいいよね・・・ 出来る! 私になら、出来るはず。 そこまで透也の事好きにならないうちに、諦めないと。 私が、そう決心を固めていると、