────「はぁー!楽しすぎ!」 透也と遊んでて、気づいたらもう待ち合わせ時間が迫っていた。 「今から乗るのがラストになるけど、どうする?」 透也がそう聞いてくれたので、私は張り切って 「もちろん観覧車!」 と言った。 「いっつも杏奈、最後は観覧車だよな」 透也は、少し微笑みながらそう言った。