さっきの表情が頭をずっと回っている。 「え、と・・・」 「早く来いよ」 透也は、いつもと同じように私に言った。 「あ、うん」 私は、ぎこちなく返事をして、透也の隣に立った。 「次どこ行く?」 透也にそう聞かれ、私はさっきのことについて聞けなくなってしまった。 「ジェットコースターかなー」 私は、透也と話しているうちに、さっきのことが頭からなくなった。