────お化け屋敷に着いた。 やっぱり怖いな・・・ なんて、今更思う。 「行くぞ」 でも、透也はお化け屋敷に入っていってしまった。 だから、慌ててその後を追いかけた。 ────ヒタヒタ・・・ 私と透也の足音が、やけに大きく聞こえる。 その時・・・ ヒュー、と、私の頭に風がかかった。 「・・・ギャァァァァァァァ」