正直女友達がいれば彼氏とか今はいらねぇなって思ってる。
結婚適齢期になってから本気出す、が口癖だ。
そんなこんなでいろいろと考えているうちに支度ができたのでセーラー服に袖を通してリュックを背負った。
さぁあとは家を飛び出すだけ。
わたしは玄関前廊下でクラウチングスタートの姿勢をとった。
「麗、決勝で会おうぜ…」
「麗ねぇ…俺、負けねぇから…」
狭い廊下で啓もクラウチングスタートの姿勢をとる。
健兄は余裕のある笑みを浮かべている。
「行います。位置について、用意…パァン!!!」
健兄のピストルの声真似でわたしと啓は玄関を飛び出し、走り出した。
遅刻回避というゴールに向かってーーー
