王道なんて逸らしてしまえ


というよりそもそも現実で少女マンガのような王道的展開があったら寒い、すごい寒い。


いくらイケメンでも、痛い。






そこらへんを考えるとやっぱり全国の乙女たちは目を覚ました方が良いのだと思う。
















「麗ねぇ、仏頂面で考え事してると余計ブスだし遅刻するよ。」










啓の一言でわたしはハッと我に返った。





「読者に価値観説明してる場合じゃなかった。わい、普通に遅刻や」




「麗、朝からメタ発言がすごいし、なぜに関西弁?」





健兄の的確なツッコミを華麗にスルーしてわたしは洗面台へと駆け込んだ。





ショートヘアーなわたしはすさまじい寝癖。
とりあえず水をぶっかけた。