んー、腹をくくったら腹が減ってきた


「真名、さっさと帰ろう、腹減ったわ」

わたしは真名をしばくのを諦めてそう言った。


「ほんそれ、今日うちハンバーグなんだわ」



真名が鞄を持ってそう言う。わんぱくか。


「明日は遅刻するわけいかないし、さっさと家帰って飯食ってウンコして寝ないと」

「ウンコの前に風呂は入れ」


そう、明日は、というより、明日からは遅刻できないのだ。


橋爪クソッタレ風邪引け先生にしばかれるからだ。




わたしは部活指定のウィンドブレーカーのジッパーを上げるとリュックを背負って真名と部室を後にした。