神田麗と俺には運命的な出会いとかエピソードなんてひとつもない。


俺の今はもういない大切な人にあいつが似てる、なんてこともない。


てか大切な人とか家族と友達くらいしかいねーし。生きてるし。







ただ純粋に、俺の寒いキャラに対して正常な反応を見せる神田麗に少し興味があって友達になりたかっただけだ。







ついさっきまでは。













女の子には悪いがまぁ神田だしいいかなと思ってタイキックをかましたあと









振り返ったあいつはすげー青ヒゲだった。











それを見た俺は笑いが止まらなくなると同時に、





ーーあぁ、こいつはもってるなって思った。(笑いを)






流石に青ヒゲは俺の予想を超えたし、その後からかいのつもりであいつを抱きしめた時、



予想以上にーー












筋肉質でまた笑ったwww














あぁなんかこいつといるとすごい安らげそうだなって瞬間的に思った。



友達よりも特別になってみたいかもしれない、と






「思っちまったなーほんと」


廊下を歩きながら思い出してまた笑えてきた。