「おばさーん!メロンパン一つ!」

いつも通りわたしの大好きなメロンパンを

買った

「あー!お財布教室に忘れてきたー!

ちょっと教室に取りに行ってくるねー」

「わかったー!待ってるねー」

そう言って凛は走って教室に戻った

私たちの教室は3階、売店は1階まぁまぁ

それなりに遠い

ヤベーお腹痛い、ちょっとトイレ!

「ギュルギュルルー…」

本気でヤバイな…そう思った瞬間

あれ?トイレの前に誰かいる?

「!?」

俊?あれ?女子と一緒だ…

長崎 俊=わたしの彼氏です!

いくら女子と一緒だからって

すぐに疑うのは良くないよね…

そう思った時わたしはちゃんと見てなかった

けど、バッチリ見ちゃったものがある

実際見たくなかったな〜

わたしともまだなのに

そうわたしが見たものは…

「俊がほかの女の子とキスしてる…」

やばい!?口に出てたー

(冒頭でも言った通りわたしはバカがつくくら

い正直者です!)

女の子の方は「えっ?誰かいたの?わたし先

に行くね」と言い残して行ってしまった…

俊はというと「誰だ!そこにいるの?」

いつもより低い声にわたしの体はビクッ!と

反応する