瞳の奥


「早くしないと、他の男子達に取られちゃうぞ。あの子可愛いし。男子からも人気高いし。まあー、取る相手としてば、例えば....兄弟とかね。」

昼翔は急に普段見せない瞳をめがね奥からギラっとする。

本当あの子のことを言うと、すぐそんな顔する。

けれど、暗い顔になった。そして顔をうずくまる。

「はいはい、ごめんごめん。この話は終わり。」

昼翔の肩をぽんぽんと叩く。

ヤベー、言いすぎた。

「ごめん、昼翔。」

すると昼翔の顔が見えた。

近くで見ると、イケメンだなー。


「お前もヤベーぞ。」

!?

舌を出し、嘲笑う昼翔。コイツ!?