「夜絵(やえ)ちゃん、起きて。」

「う~~~ん...。」

起きたくなーい。寒いし...。

zzzzz

「百々瀬 夜絵ちゃん、起きないとこうだよ?」

「いたたたた!!」

ほっぺを朝兄に引っ張られる。

「起きる?起きないとこうだよ。」

こちょこちょ

脇やめてー。

「わわかった。起きますー!」

「よぉ~し、夕陽(ゆうひ)が朝ごはん作ってくれてるし、行こっか。」

朝兄は笑顔で私の背中を押す。

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