「夜絵(やえ)ちゃん、起きて。」 「う~~~ん...。」 起きたくなーい。寒いし...。 zzzzz 「百々瀬 夜絵ちゃん、起きないとこうだよ?」 「いたたたた!!」 ほっぺを朝兄に引っ張られる。 「起きる?起きないとこうだよ。」 こちょこちょ 脇やめてー。 「わわかった。起きますー!」 「よぉ~し、夕陽(ゆうひ)が朝ごはん作ってくれてるし、行こっか。」 朝兄は笑顔で私の背中を押す。 ********