月曜日、私が登校すると出迎えてくれたのは

晴也の彼女、亜紀とその友達。


「ちょっと来て。」


亜紀に呼び出されるのは今回が2回目。


以前にも連れていかれた廊下の端に向かう。


向かい合って、私対亜紀と友達。


「何か用?」


そう言った私を亜紀はキッと睨みつける。


「あんたを見てると、晴也くんの事が好きだとしか思えない。

昨日も2人で一緒にいたんでしょ?」

「………。」


私は何も答えず、亜紀を見ていた。


「晴也くんを通して私に言った言葉、

忘れたわけじゃないでしょうね。」


亜紀の鋭い視線が突き刺さる。