月曜日、私が登校すると出迎えてくれたのは
晴也の彼女、亜紀とその友達。
「ちょっと来て。」
亜紀に呼び出されるのは今回が2回目。
以前にも連れていかれた廊下の端に向かう。
向かい合って、私対亜紀と友達。
「何か用?」
そう言った私を亜紀はキッと睨みつける。
「あんたを見てると、晴也くんの事が好きだとしか思えない。
昨日も2人で一緒にいたんでしょ?」
「………。」
私は何も答えず、亜紀を見ていた。
「晴也くんを通して私に言った言葉、
忘れたわけじゃないでしょうね。」
亜紀の鋭い視線が突き刺さる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…