ホッと胸を撫で下ろし、安堵のため息が漏れる。


これからも樹への警戒は怠らないようにしなくちゃいけない。


翌日、朝からバイト。


夕方には終わったけど、あまり家に帰る気になれなかったから

マンガ喫茶で時間を潰した。


21時を過ぎて帰宅すると、


夕飯の用意をしなかった事におばさんは怒っていて。


私は聞こえないようにため息をつき部屋へと向かった。


昨日は晴也と一緒にいれたという嬉しさや喜びがあったのに。


この家に帰ってくると一気に気分が重くなる。


どうせ私は、この家では家政婦でしかないんだから。