晴也と別れて家に帰ると、 おじさんとおばさんが疲れ切った様子で帰ってきていた。 一言、二言、言葉を交わし私は自分の部屋に向かう。 さっき玄関で樹の靴がない事を確認した。 私は部屋のドアを開け、中の様子を伺う。 部屋は昨日、私が飛び出した時のまま。 私が投げ付けた枕は入口のすぐ横にあるし、 目覚まし時計はベッドから落ちてある。 掛け布団もグチャグチャだ。 パタンとドアを閉めて、 私はそれらを拾いあげ元あった場所に戻す。 これでいつもの私の部屋。 昨日のあの事は全て忘れてしまおう。