幸せの晴れ



「ど…どうかな?」


何も言わない晴也に私はドギマギしてしまう。


「うん、さっきより更に可愛くなってる。」


照れくさくて、顔が赤くなったのが自分でもわかった。


ヨウさんにお礼を言って私達はお店を出た。


髪の毛は緩く巻いてサイドに流し、メイクはナチュラル。


今だけは別人になった気分で歩いていた。


「お腹すいたからランチにしよう。」

「うん。」


私達はこれまた晴也がよく行くというカフェで

ランチを食べる事にした。


隠れ家的なカフェはお客さんもあまりいなくて、

可愛い小物が置いてあったり、綺麗な絵が飾られていた。