ヨウさんに聞かれるまで、晴也と一緒にいる事に浮かれていた私。 けれど、私達はただのクラスメート。 言葉にすると何だか切ない。 何となく私は俯いてしまった。 そんな私を見てヨウさんは、 「髪型、俺に任せてくれる?」 と話を変えてくれた。 「あっ、はい。お任せします。」 ヨウさんはテキパキと私の髪をセットしていく。 軽くメイクもしてくれて、私は晴也の元に向かった。 「晴也くん、お待たせ。 陽菜ちゃん、更に可愛くなったでしょ?」 ヨウさんの言葉で晴也は私を見て、目を丸くしている。