この服に合うようにとミュールも用意してもらって私は試着室を出た。


「陽菜ちゃん、似合う。可愛い。」


晴也にそう言われて私は照れてしまう。


「さっ、行こうか。」


私は晴也に手を引かれVIPルームを出て、

そのままお店も出た。


「晴也さん、お母様によろしくお伝え下さい。」

「ありがとうございました。」


見送りに出てきた店員さんに頭を下げ、私達は歩きだす。


色々聞きたい事はあったけど、

晴也と手を繋いで歩いてる事が嬉しくてウキウキしていた。


そして、次に連れて行かれたのは美容室。