何日も何日も話し合って、

結局おばぁちゃんは認める事にした。


そして、私が誕生したのだ。


父の事は全く知らない。


どんな顔で、どんな声で、どんな人なのか。


小さい頃は、お父さんに会ってみたいと思った事もあるけど、

今となってはどうでもいい人。


私には最初からいない人だから。