翌日、おばぁちゃん宛に一通の手紙が届いた。


差出人は、安積菜々子。


私のママから。


消印は私の住んでる地域の郵便局だったから、

家を出てすぐ投函したのだろう。


手紙は、突然出て行く事の謝罪と、

私の事をお願いするという内容だった。


まだ幼い私だったけど、

ママが何処かに行ってしまったという事は理解出来た。


本当は、寂しくて悲しくて泣いてしまいそうだったけど、

肩を震わせて泣いてるおばぁちゃんを見て私は唇をグッと噛み締めた。