そして、何より生きる気力までもなくしてしまった。


カチカチカチ


カッターの刃を出し、手首にあてる。


おばぁちゃんの所に行きたい。


おばぁちゃんに会いたい。


目をつぶり、私はカッターの刃を引いた。


ピリッとした痛みに目を開けると、

私の手首からはスーッと赤い血が流れている。


この血がどれだけ流れたら、私は死ねるの?


私はただボーッと手首を見ていた。


どれぐらいボーッとしていたのかはわからない。


「陽菜、私お腹すいたんだけど。」


ガチャっと私の部屋を開けたおばさんと目が合う。


「何やってんの!?」