痛い…。


気持ち悪い…。


激しく打ち付けてくる樹を見て、

早く終わってくれればいいのに、と心の中で呟いた。


その行為が10分だったのか20分だったのか、私はよく覚えていないけど、

一層打ち付けるスピードが速くなり樹は私のお腹の上に欲望をぶちまけた。


と、同時に私の目からはスーッと一筋の涙が流れ落ちる。


樹は、さっさとズボンをはき私の部屋をあとにした。


バタンと閉められたドア。


私は樹によって壊された…。


この時を境に、私はまた泣かない子になってしまった。